故宅の写真

「飲食ディ味方(ディミバン)」の著者である張桂香の子孫が暮しているところ

慶北英陽郡の観光地として知られているトゥドゥル村は、食べ物と文学が調和しているところであって、1640年の朝鮮時代後期の住宅である石溪宗宅がその中心部にあり、「飲食ディ味方」の著者である張桂香の子孫が13代に続き守っている宗宅です。約200年が経った瓦屋で、「口」字型の情感のある、こじんまりとした家です。400年が経った石溪故宅が隣にあって、故宅を見て感じながら勉強するのもいいでしょう。

1990年、慶北民俗資料91号に指定

石溪宗宅は門屋と舍廊屋、母屋が「三」字の構造の重なり家で、踏み石として使う石階で基壇を積み、その上に家を建てた。このように積み重ねて韓屋を建てると、外部の冷たい気を防ぐにいい。ただし、舍廊屋と母屋の間に土塀があって、全体的に見れば、「口」字の構造のトゥルジプ(庭家)の形をしている。舍廊屋と母屋の間にある、庭の真ん中においてあるテーブルと木製の平床の方は日差しがよく、暖かくてひっそりと静まりかえった憩いの場をつくってくれる。板の間だったところに門をつけて、立式テーブルとソファ、本棚などを備えて書斎のようにした。客室の内部には、エアコンと現代式トイレなどの設備を備えて、誰もが気楽に泊まって帰れるようにした。